イーマーンの基幹 - ⑤最後の日への信仰‐8(預言者たちの水辺)
預言者たちの水辺
● 偉大かつ荘厳なるアッラーは全ての預言者に、水を飲むための水辺を1箇所授けられました。そして預言者ムハンマド(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の水辺がその中で最も偉大かつ美味であり、審判の日に最も沢山の人が集まってくる場所なのです。
● 預言者ムハンマド(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の水辺の特徴:
1-アブドッラー・ブン・アムル(彼らにアッラーのご満悦あれ)は言いました:「預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:“私の水辺はその距離が1月の行程ほどもあり、その水は乳よりも白い。またその香りは麝香よりも芳しく、そのひしゃくは天の星々のようである。そしてそこで飲んだ者は、以後決して喉を乾かせることがない。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[1])
2-アナス・ブン・マーリク(彼にアッラーのご満悦あれ)によればアッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)はこう言いました:「私の水辺の大きさは、アイラ(シリアの1都市)とイエメンのサヌアーゥほどもある。そしてそこには天の星の数ほどのひしゃくがある。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[2])
● 水辺から放逐される者:
アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によればアッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「審判の日、何人かのサハーバ(教友)が私のもとにやって来るが、水辺からは遠ざけられる。それで私は言う:“主よ、私のサハーバ(教友)が!”すると(アッラーは)仰られる:“あなたは彼らがあなたの死後、何をしたのか知らないのだ。彼らは実にひどい背教の仕方でイスラームを棄てたのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[3])